
・小学校入学前に、どれだけ学習を身に付けさせとけばいいの?
・入学後に、学習で遅れをとらないか心配。
初めて小学校に上がるお子さんがいらっしゃると心配は尽きませんよね。
そもそも、小学校に上がる前に「先取り学習」って必要なの?
今回は「先取り学習」の実態について詳しくご紹介してまいります。
先取り学習でお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
先取り学習は必要?先取り学習のメリット・デメリット

幼児期の先取り学習について
幼児の先取り学習には、賛否両論があるのをご存じかと思います。
ただ、そのせいで先取り学習をした方がいいのか、しない方がいいのか迷われてしまう方も多いのでは?
実は、これは子どもの発達段階(年齢による発達のレベル)によって、良いか・悪いかは違ってきます。
つまり、お子さんの年齢によって対応が変わってくるということなんですね!
幼児期の先取り学習は一体どうなんでしょうか?
一般的に、先取り学習のメリット・デメリットとされることについて見ていきましょう。
<先取り学習のメリット>

・小学校に入学したあとの学習の定着がスムーズにできる。
・学習が定着しやすいので、「自分はできる!」「勉強が面白い!」と肯定感を高めることができる。
<先取り学習のデメリット>
・勉強ができるがゆえに先生の話を聞かなくなる。
・学校での勉強がつまらないと感じるようになる。
こうしたメリット・デメリットを並べると、確かにどうしたらいいんだろう?と悩みますよね。
ここからは、元小学校教員としての経験を含めて、先取り学習についての見解を述べていきたいと思います。
先取り学習の必要性は?

先取り学習はやらなくてもいい!
まず、必要かそうじゃないか、という点においては、先取り学習は必要ありません。
なぜなら、小学校1年生の教科書では、最初に必ずひらがな・カタカナ・数字の練習から入り、いきなり漢字や計算問題をやるわけではないからです。
私立の学校はわかりませんが、公立の学校はどこもそうです。
こうした基礎的な部分を養う時間は十分に取られています。
実際に、ひらがなを全く読めない・書けない子が入学してくることももちろんあります。
ただし、そういった子と先取り学習で既に読み書きができる子には大きな差が生まれます。
これは事実です。
ただ、その差も小学校1年生段階のもので、次第に埋まってくる場合が多いです。
もし、この差が著しく、ご家庭でしっかり取り組んでいるのにも関わらず、全く埋まらないということがあるのなら、学習に関する何らかの障害の可能性も視野に入れる必要があります。
自尊感情低下のリスクはある

ここで、一つ問題が生まれます。
できる子・できない子の差が明確になり、できない子たちの自尊感情が低下していくリスクが高まることです。
「わたしってできないんだ…」
「どうせやってもオレなんて…」
こうした自尊感情の低下は、勉強だけでなくスポーツや何事にもチャレンジする際に足枷になります。
本来なら先取り学習の必要はありませんが、「ひらがなが読める」程度の先取り学習はしておいた方が、お子さんのためになるのではないかと思います。
先取り学習の注意点

実際に先取り学習をする際には、先程のデメリットも踏まえて、気を付けなければならないことがあります。
これは、学習の定着云々とは少し離れますが、人としてとても大切なことではないかと思います。
乳児期の学習方法

ポイント①「学校での学び方を教える」
先取り学習で知識や技能を習得している子たちは、こぞって学校で先生にそれを見せたがります。
ですから、低学年の内は授業中の挙手や発言が活発で、元気な授業を行いやすいのです。
一方で、学校はみんなが一緒に学ぶ場です。
このため、どうしても知識レベルに差が出てしまい、授業の進度がお子さんに合わないことも出てきます。
これが日本の「公教育」です。
この時、自分はできるからと言って、先生の話を聞かないとかお友達の発言を聞かないというような態度を取ることのないように、しっかり言いつけておく必要があります。
「うちの子は家できちんと勉強していますので、先生の話は聞かなくてもいいと言いつけています。」という家庭が稀にあります。
確かに、これだと学習面で困ることはないでしょう。
しかし、人との関わり方としてはどうでしょうか?
学校は、学習能力を定着するだけではなく、たくさんの人と関わることでコミュニケーションを学ぶ場でもあります。
授業の中でも同様です。
ですから、ご家庭で先取り学習を行なう際には、以下の点も一緒に教えてあげると、学校での授業が受けやすくなります。
・学校では、「知らない」「できない」お友達もいるので、「答え」を言ってしまうと、つまらなくなってしまうよ。その子たちの楽しみをなくさないように、気をつけようね。
・○○ちゃん(くん)は、知ってることがたくさんあるけど、まだまだ知らないこともたくさんあるよ。学校の勉強の中で、それを見つけてきてね。
言い聞かせたからと言って、学校でそれができるかどうかは別の話ですが、子どもは何度も言えば次第にわかります。
学校の先生も基本的には同じようなポイントで話をしてくれるはずです。
こうした双方からのアプローチというのはとても大切になってきます。
ただ、これは小学校入学の直前に取り組めば良いでしょう。
ポイント②「無理に机に向かわせる必要はない」
先取り「学習」という言葉だと、机に向かって問題を解く!という場面をイメージしてしまいそうです。
が、幼児期の学習というのはそういうものではありません。
特に、「体験」を中心とした学習を行っていくと良いです。
例えば、ひらがなの読み書きも、「あ」から順番にやっていく必要はありません。
車が好きな子なら、車の絵本を読み聞かせながらひらながを教えていけばいいですし、そこで車の数え方を一緒に学ぶこともできますよね。
これも立派な「学習」です。
ですから、「うちの子は机に向かわせてない!」
と焦る必要はまったくありません。きっと、しっかり生活の中で声掛けをしているはずですよ。
ポイント③「難易度の高いことは求めすぎない」
お子さんが色々できるようになると、ついなんでもかんでもやらせたくなってしまいますよね。
小学校入学前にひらがなの読み書きができるようになったら、漢字も教えたくなるものです。
ですが、やりすぎは危険です。
あくまで、お子さんが楽しめる範囲にとどめておきましょう。
やりすぎると、お子さんの意欲が減退したり、学習そのものへの興味を失ってしまったりする可能性があります。
先取り学習の実態

先取り学習を行なうことで、
・お子さんが学校の先生の話を聞かない。
・授業を聞かないから結果として成績が逆転してしまう。
ということは確かに現場で起きます。
実際に、小学校低学年段階ではテストの点数が高い子が、中学年以降でどんどん下がっていくという例もあります。
ですが、先取り学習によって高めた学習意欲をキープして、自分で学習を進めていく子もたくさんいます。
どうなるかは、正直その子によって違いますし、ご家庭での対応によっても異なってきます。
今回は幼児期の先取り学習についてお伝えしましたが、中学生や高校生になった時はどうでしょうか?
予習をして、授業で復習をするというスタイルを推奨している学校もあります。
そうなった時、予習をしていかなければどんどん授業についていけなくなるパターンもあります。
このように、お子さんの発達段階によって、先取り学習の必要性や方法なども違ってくるのです。
まとめ 先取り学習は必要?不必要?

今回の記事で先取り学習が、一概に「良い」「悪い」と言えないことは分かっていただけたのではないでしょうか。
特に、小学校入学前の段階だと学校でどういう学習をするのがわからないことが多く、不安になりますよね。
ですが小学校1年生の先生というのは、かなりお子さんたちのために準備をしています。
ひらがなや数字の書き方から、和式トイレの使い方まで、知らないと学校で困ることは本当に丁寧に教えてくれます。
先取り学習をする場合は、あまり気負わずお子さんが楽しく学べるということを大事にしていくことが効果的です。
それでは最後までお読みいただき有難うございました。
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